『三松禪寺道場の第5回本部道場師範特別講習会に
2日間で300名以上が参集』
奈良県合気道連盟(窪田育弘理事長)後援のもと、
11月17,18日の2日間にわたって、
奈良市中央第二武道場に栗林孝典本部道場指導部師範を
お迎えして特別講習会を開催いたしました。
5回目を迎えた今年の講習会では、
「取り」が、「受け」との物理的な接点を通じて
「受け」の体全体を動かすことを意識し、
そのために必要な動きの設計図を描き、
そしてそれをイメージしつつも
様々に変化する「受け」との関係の中で
その設計図を調整しながら対応していくという
一連のプロセスの重要性をご教授いただきました。
初日は、相半身片手取りからの取らせた手を
接点とした入身と転換の稽古に続いて、
正面から手刀で打ち込んでくる「受け」に対する
接点を意識した基本技や応用技へと流れるような展開で講習が進み、
途中で予定されていた休憩時間も返上しての稽古となりました。
二日目は、横面への打ち込みに対して、接点をどのように創り、
そこから「受け」の体をどのように動かしていけば良いかということを、
順序立ててご指導頂きました。
道場内では、栗林師範が『受け』との接点を自在に変えながら
参加者の接点を通じ受講生に手ほどきをされていました。
少しでも多くを学ぼうと真剣に受講する参加者の姿が印象的でした。
例年とは違って、初冬の訪れを感じさせるやや肌寒い時期の講習会でしたが、
奈良県内や京阪神近隣地区だけでなく三重県、愛知県からも
総勢300名以上が奈良に参集し、
栗林本部道場指導部師範の手ほどきを受けて
汗を流しながら充実した研鑽の時を過ごしました。
わずか2日間でしたが,
昨年の『居つかない』動きを違った表現でご説明いただいたように思いました。
受講生には、講習会で指導されたことを純粋に稽古する中から
何かを掴んでいく心構えが大切であること
改めて実感させていただけた、大変実りの多い講習会でした。
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