『栗林孝典本部道場師範特別講習会に二日間で300名以上が参集』
奈良県合気道連盟(窪田育弘理事長)後援のもと、
五月十四,十五日の二日間にわたって、
奈良市中央第二武道場に栗林孝典本部道場指導部師範をお迎えして
特別講習会を開催いたしました。
4回目を迎えた今年の講習会では、
『居つかない』心と体の動きを意識した稽古の重要性を、
とても分かり易くご教授いただきました。
初日は、基本の体転換から、中心を意識しながら基本技、
自在に変化する応用技の稽古へと流れを導いていただきました。
二日目は、諸手取りや後ろ取りを通じて、初日と同じように、
取られた手や肩、取られた場所や意識に『居つかない』で、
掴まれた箇所から遠く離れた体の部位や足さばきを、
どこを中心にして体を動かせば良いかという点を、
受講生が自ら掴んでいくプロセスの大切さを、
順序立ててご指導頂きました。
道場内を回りながら熱心に手ほどきをされる栗林師範の周りには
大きな円ができ、少しでも多くを学ぼうと
真剣に受講する参加者の姿が印象的でした。
初夏らしい湿気の少ない穏やかな晴天のなか、
新緑に包まれる奈良の地には、
奈良県内や京阪神近隣地区だけでなく三重県、愛知県からも
総勢300名以上が参集し、
栗林本部道場指導部師範の手ほどきを受けながら
和やかな中にも緊張感をもって研鑽に励みました。
わずか2日間でしたが,
ひとつひとつの稽古を大切する心構えがいかに大事かということを
実感させていただくことができ、大変実りの多い講習会でした。
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